「外国人の友達がほしいけど、英語に自信がないし、人見知りだから難しいだろうな…」
といったように、外国人の友達を作るのはハードルが高い、と感じる人は多いのではないでしょうか。
留学や海外旅行では、外国にいる勢いもあり、日本にいるより外国人の友達を作りやすいと感じます。
一方、外国企業との取引がある企業が増加し、日本に居住する外国人も増えており、コロナの規制緩和により、インバウンド客が回復し、各地で外国人観光客が急増しています。
そう考えると、外国でなくても日本で外国人と知り合うチャンスはありそうです。
この記事では、日本で外国人の友達を作る方法や、作るときに気をつけたいことを解説していきます。
外国人の友達を持つメリット3つ
外国人の友達がいると英語の勉強になりますし、いろいろとよいことがありそうです。
ここでは、外国人の友達を持つメリットを3つ紹介します。
異文化交流により世界観が広がる
外国と自国の文化や慣習の違いを理解し合うことで、視野・世界観が広がります。
多様な価値観を知り尊重し合うことで、人間的に成長し、器の大きい人になれます。
よく留学経験者が、多国籍の人と関わり、人間的に一回り成長して帰国したと言いますが、日本にいても外国人と接することで同じような効果が得られます。
日本のよさを再発見できる
外国人との会話で、日本について聞かれることがあるでしょう。
すると、聞かれるまで意識しなかった意外な視点に気づきます。
例えば、日本人は約束の時間や電車の発着で、時間厳守を重んじる文化です。
しかし、国によっては約束時間に遅れるのは当たり前で、時刻表通りに公共交通機関が運行されることのほうが珍しいことも。
今まで当たり前と思っていたことが、日本の魅力だったと改めて発見できます。
NHK BSプレミアムのテレビ番組「COOL JAPAN〜発掘!かっこいいニッポン〜」では、日本在住の外国人ゲストが、日本独自の慣習について語り合っています。
“外国人から見る日本”を楽しみながら知ることができるので、おすすめです。
英語力がアップする
世界では多数の言語が使用されていますが、公用語も含め英語を話す人口は、約15億人と言われています(statista調べ)。
英語ができると、世界人口の約20%と意思疎通ができることに。
ネット上の情報は大半が英語なので、英語が使えれば一早く最新情報を手に入れられます。
さらに、英語力があると就職、転職、海外旅行で有利です。
外国人の友達を持ち、話したりメールを送信し合ったりすれば、4技能が磨かれ、英語力アップが期待できます。
日本で外国人の友達を作る方法10選
外国人に突然話しかけたら驚かれるのではないか…
初対面の人に、慣れない英語で話しかけるには、勇気がいりますよね。
ここでは、自然な形で外国人の友達を作る方法を紹介するので、自分が気軽にできそうな方法を探してみてください。
イベントに参加
日本全国各地の神社やお寺で、伝統行事や祭りが行われます。
コンビニより多いと言われる神社には、ガイドブックには載らないくらい小さなものから、世界遺産に登録された大きな規模のものまであり、例祭が行われます。
日本の伝統文化に興味のある外国人が、カメラを持ち例祭に参列する姿を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
訪れた外国人に、祭りの由来や行程を簡単な英語で説明できるようにしておきましょう。
また、自治体が国際交流のイベントを開催することもあります。
このようなイベントには「日本人と交流がしたい」と思っている外国人が多く集まるので、あまり緊張せずに自然に交流できるでしょう。
スタッフとして参加する方法もあるので、自治体の広報誌やホームページを定期的にチェックしてみてください。
外国人に人気のスポット
観光名所だけでなく、日本人も知らないようなマイナーな場所でも、外国人を見かけるようになりました。
世界遺産、自然豊かな景勝地、アニメの聖地、神社仏閣、パワースポット、レジャー施設、公園、◯◯人街(中華街、イタリア人街など)といった場所へ行き、話しかけてみましょう。
その場所の情報を英語で言えるようにしておくとよいですね。
外国人の訪れる飲食店
大使館、外資系企業、外国人居住者の多い場所の近辺にあるレストラン、カフェ、バー、スポーツバー、外国人がオーナーのお店などで、外国人との交流の機会を持てます。
日本食、日本酒といった、グルメ目的で来る外国人も多いので、グルメの話で盛り上がることができます。
お店にいる外国人に話しかけてみる他、働いてみる方法もあります。
英会話カフェ
お茶代のみで、フリートークを楽しめる英会話カフェがあります(※会費がかかることもある)。
英会話を練習したい人が集まる場所なので、気軽な雰囲気で英会話ができ、友達を作りやすいでしょう。
ボランティア
観光ガイド、国際交流イベント・フェスタの手伝い、スポーツ交流、日本語指導など、外国人をサポートする数々のボランティア活動があります。
興味のある人は、各地域の行政機関等でボランティア活動の有無を確認してみましょう。
オリンピックやスポーツの国際大会が日本で開催される際もボランティア募集があります。
ゲストハウス、シェアハウス
ゲストハウスや民泊は、リーズナブルな宿泊料で、外国人に人気です。
ゲストハウスに宿泊し、ラウンジ等の共有スペースにいる外国人に話しかけてみましょう。
また、多国籍の居住者を受け入れるシェアハウスを利用する方法も。
シェアハウスは、日本にいながら、留学のように外国人との共同生活を体験できます。
ホストファミリーになる
外国人を自宅に招いて宿泊してもらう、ホストファミリー体験をする方法です。
ゲストを探すには、Airbnb(エアービーアンドビー)、HELLO WORLD!、Homii(ホーミー)、Homing(ホーミング)など、ホームステイマッチングサービスを利用します。
ホストになったことが、交流をスタートするきっかけとなり、互いの国を行き来する仲になれるかもしれませんね。
英会話スクール、オンライン英会話
英会話スクールやオンライン英会話でのいろいろな講師とのフリートークは、実際に友達を作る際の予行演習にもなります。
多国籍の生徒で構成されるグループレッスンを開設するスクールもあります。
また、スクール開催のイースター、ハロウィン、クリスマスのようなイベントがあれば参加してみましょう。
イベントなら、外国人講師や生徒たちと、和気あいあいとした雰囲気で会話できそうです。
アプリ、サイトを活用
インスタグラム、フェイスブック等のSNSを使い、英語で発信したり、趣味・興味の合いそうな人を見つけコメントしたりすると長期的に交流できる友達が見つかるかもしれません。
HelloTalk、Meetupなどの、世界中で使用されるアプリを使って友達を探す方法もあります。
HelloTalkは登録者数1,500万人以上、約150言語を扱う言語交換アプリ。
Meetupは2002年アメリカ生まれ、2015年日本語対応がスタート、共通の趣味を持つグループを作り交流するためのプラットフォームです。
知人の紹介
一から外国人の友達を作るのが難しいと感じる場合、知人に紹介してもらう方法もあります。
外国人の友達を持つ知人が、パーティー、イベント、スポーツ観戦、飲食店等へ行くときに同席させてもらいましょう。
知人を介してなら、ハードルが低く感じられるでしょう。
外国人の友達を作るときのポイント5つ
外国と日本では、言葉や文化が違うため、戸惑うこともあるでしょう。
ここでは、外国人の友達を作る際に注意しておきたいポイントを5つ紹介します。
英語を勉強する目的で友達になろうとしない
「英語の勉強をしたい」「英会話の練習をしたい」という気持ちを前面に出し過ぎないようにしてください。
もし、相手が日本語の勉強をする目的だけで近づいてきたとしたら、あまりいい気はしないですよね…。
相手を英語の先生代わりにするのではなく、相手の気持ちを尊重することも忘れないでください。
外国人でも、日本人の友達を作るときと同じです。
人種や言葉は違えど人間同士、相性が合うかは個々の性格によります。
ムリに相手に合わせようとしなくていいので、焦らずいろいろな人と会話を楽しみ、自然な形で距離を縮めていくスタンスがおすすめです。
日本についての知識を深めておく
外国人は、日本の文化、歴史、慣習に興味を持つ人が多いです。
日本独自の特徴や外国人が興味のありそうなことについて、調べておきましょう。
最初から英語で調べるのが難しいなら、日本語で理解した後、英語で理解する過程がよいです。
外国人は、おおむね愛国心が強く、自国についての深い知識を持っています。
日本について聞かれたときに、ある程度のことは答えられるよう用意しておきたいですね。
いろいろなことに興味を持つ
日頃から、世界情勢、海外の話題や流行にアンテナを張りましょう。
多彩な趣味や特技、そして幅広い知識を持つことで、共通の話題が見つかりやすいです。
最初の会話で、同じ趣味・興味があるとわかれば、イベントに誘うことができ、次のステップにつながることもあるでしょう。
英語の学習をする
外国人と話す際、ある程度の英語力がないと会話が成り立ちません。
中学レベルの語彙、文法の基礎力があれば意思疎通をするのに十分です。
基礎力を固めた後は、得意・興味のある分野の語彙の勉強もしましょう。
自己紹介を英作し、スピーチの練習をしておくとベターです。
仕事、趣味、得意、ペット、好きな食べ物、国、映画、ドラマ、音楽、スポーツ…できるだけ多くの身の回りのことを書き留めておき、1人で練習しておきましょう。
悪意のある人に気をつける
友達になりたいという純粋な気持ちの人ばかりではなく、悪意を持っている人もいます。
特に、アプリは便利なツールですが、顔が見えない分、虚偽のプロフィールを掲載、詐欺や恋愛目的の人もいます。
トラブルに巻き込まれないよう、安全対策や自己管理、責任を持った行動が必要です。
外国人の友達がほしいと思ったら英語学習
外国人の友達を作ろうと思ったら、英語学習に取り組みましょう。
英語力を伸ばしておくことで、会話の幅が広がり、より友達を作りやすくなったり、交流を楽しめるようになったりします。
ただ、英語学習は時間がかかります。
ですので、本気で英語学習に挑戦しようという場合には、スクールを利用しましょう。
効率的に進められたり、自分では気づけない学びがあったりと、スクールを利用する価値はとても大きいです。
ここでは、英語学習者におすすめのスクールを紹介します。
いろいろなスタイルのスクールがあるので、自分に合ったスクールを選びましょう。
コーチングで確実に実力アップ「ライザップイングリッシュ」
学習状況を毎日報告し、コーチからフィードバックをもらえるので、モチベーションを保ちながら効率的に力を伸ばせます。
返金保証、点数補償制度があるので、一度やってみよう!くらいの気持ちで申し込めます。
勉強の仕方がわからない、1人では挫折してしまうという方は「この◯か月は集中して勉強する期間」と決めて、ライザップイングリッシュで英語に時間を費やしてみましょう。
日本人講師から学ぶオンライン英会話「ワールドトーク」
いきなり外国人講師と会話をするのは不安という方は、日本人講師のレッスンを受けることをおすすめします。
日本語まじりの英語で会話ができたり、勉強の仕方を相談できたりと、日本人講師だからこその安心感があって、楽しく学べます。
ワールドトークでは事前にやりたい内容の要望を出せるので、個々のニーズに合わせてオーダーメイドのレッスンが受けられます。
365日受講し放題「ネイティブキャンプ」
様々なオンライン英会話がありますが、レッスン・教材・システムの質、コスパが圧倒的に優れているのがネイティブキャンプです。
レッスン受け放題で、事前予約制ではなく、受講しようと思った時にすぐに受講できるので、忙しい人でも続けやすいです。
とにかく会話の機会を多く持ちたい、量をこなしたいという人におすすめです。
資格取得に強い「KIRIHARA Online Academy」
KIRIHARA Online Academyは、TOEICと英検の資格取得に特化したオンラインスクールで「指導経験豊富な日本人講師のレッスン+自主学習」でスコアアップを目指せます。
良心的な価格で2か月間の短期集中のコースなので、手軽に入会できます。
短期集中のカリキュラムで正しい学習方法を学べ、レッスン終了後の自走力もつきます。
英語とプログラミングスキルが身につく「Kredoオンラインキャンプ」
英語とともに役立つスキルを身につけたいと思ったら、英語でプログラミングを学ぶのがおすすめです。
今の時代、英語とプログラミングのスキルを得られれば、キャリアアップやキャリアチェンジの機会が広がります。
Kredoオンラインキャンプでは、フィリピン人エンジニアから英語でプログラミングを学べます。
平日毎日リアルタイムレッスンなので挫折率が低く、英語漬けの環境に身を置けるので、自宅にいながら留学の体験ができます。
外国人の友達がほしい! 日本でも外国人の友達を作る方法10選のまとめ
自分に合いそうな方法は見つかりましたか?
留学や旅行をしなくても、日本で外国人と出逢うチャンスはたくさんありますね。
紹介した以外にも、もっとたくさんあるでしょう。
英語力も大事ですが、人としての基本的マナーも大切です。
人間力があれば、人種を問わず「友達になりたい!」と思ってもらえるでしょう。
「間違えたらどうしよう、不自然な英語になってないかな…。」と不安に思わなくて大丈夫です。
流暢な英語でなくても片言の日本語でも一生懸命話そうとしている外国人を、悪く思いませんよね?
肩ひじ張らずに、大らかな気持ちと少しの勇気で、外国人とよい関係を築けるようになってくださいね。